格安航空会社(LCC)が倒産した時のチケット払戻しや対処方法まとめ!
格安航空会社(LCC:Low-cost carrier)といえば、サービスを最低限に抑えることで格安料金で航空輸送サービスを提供してくれるありがたい存在ですが、効率重視・薄利多売のビジネスモデルであることから市場の動きに左右されやすい側面があります。
そして近年、世界的な不況や社会情勢の影響によって乱立していた格安航空会社の経営にも陰りが見え始めていると言われています。
昨今では韓国系LCCが「日本不買運動」の煽りをモロに受け、一部会社の経営が危機にあるなどの報道もありました。
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そこで今回は格安航空会社(LCC)が倒産した場合の対処方法についてご紹介していきます。
こちらが本日の目次です。
- 航空会社が倒産した場合の返金はどうなるのか?
- 航空会社が倒産した場合のチケットは利用可能か?
- 旅先で倒産の話を聞いた場合の対応方法は?
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目次
航空会社が倒産した場合のチケットは利用可能か?
航空会社が倒産・破綻した場合に購入済みのチケットがどうなるのか?
残念ながら、航空会社が倒産した場合、すべての航空券・チケットがキャンセル扱いとなりただの白紙となります。
そのためチケットを持っていても全フライトが欠便となるので代替便を用意しなければなりません。
手元にチケットがない場合もメール等で「フライトの全キャンセル」の案内が届きますので確認しましょう。
旅行の直前で倒産を知った場合、代替便の準備は金銭的にも時間的にも困難が予想されますので、そもそもの対策として経営が危ぶまれる会社からのチケット購入は極力控えるのが良いでしょう。
航空会社が倒産した場合のチケット返金はどうなる?
結論から言ってしまうと返金される可能性はほぼゼロです。
ただし、クレジットカード会社から決済している場合は”請求取り消し”や”支払停止”を申請することで、振り込まれる前にキャンセルすることが出来る可能性はあります。
銀行振り込みや、すでにカード決済が済んでしまっている場合は全額の回収を諦め、債権者として倒産した会社へ負債の取り立てを行う事になります。
ちなみに日本国内の事例としては、旅行代理店てるみくらぶが破産した際の債権者への返金額は、支払額の3.5%ほどでした。(10万円支払っていた場合、3千5百円の返金)
海外の会社になった場合、法令も日本とは異なってきますので、どこまで救済されるのか未知数の部分が多くなります。
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旅先で倒産の話を聞いた場合の対応方法は?
利用する予定の航空会社が倒産したなんて話、旅先でなんて聞きたくありませんが、その瞬間はいつ訪れるか分からないものです。
そこで、旅行先で利用する航空会社の倒産を知った場合の対処方法をご紹介します。
日本大使館に連絡する
頼れる連絡先が無い場合、日本大使館へ相談することは多くの場合、あなたの助けになるでしょう。
旅先で日本人がトラブルに遭遇した場合、非常に助けになるのが日本大使館です。
状況を説明し、今後の対処についてサポートを受けましょう。
ただし、基本的には自己責任となるので金銭的な補助を期待してはいけません。
旅行代理店へ連絡する
もしその航空チケットが旅行代理店経由で手配されたものだった場合は、旅行代理店へ連絡してみましょう。
旅行代理店も不測の事態に備えて保険へ加入していることがありますので、何かのサポートを受けられる可能性はあります。
しかし航空会社が倒産した場合、法的な”旅行者の救済義務”が免除される(つまり旅行代理店としては助ける必要がない)ことがあるため、アテにならないかも知れません。
旅行保険会社へ連絡する
旅行代理店を利用しておらずとも、チケット購入の際に旅行保険へ加入している場合は旅行保険の窓口へ連絡してみましょう。
これによってサポートを受けることが出来る可能性があります。
旅行保険会社によって、24時間体制+日本語によるサポート体制を整えていない可能性もありますので、旅行出発前にしっかり確認しておくと安心です。
クレジットカード会社の補償を確認する
加入しているクレジットカード会社によっては旅行時のトラブルに対して、補償やサポートを行ってくるサービスを提供していることがあります。
そのため旅行を検討している場合は所有しているクレジットの付帯情報を確認しておきましょう。
またクレジットカードを所有していない場合は、カード会社を選ぶ際に特約サービスについても比較項目に挙げておくと安心です。
他の航空会社でチケットを手配する
これは最も確実で手っ取り早い方法ですが言語によるハードルの高さを感じる人も居るかと思います。
現地に詳しい日本人を見つけたり、直接現地の人に言語のサポートを依頼することでピンチを切り抜けましょう。
まとめ:格安LCCが倒産した時の対策
格安航空会社(LCC)が倒産した場合の対処方法についてご紹介しました。
簡単にまとめますと以下の通りですね。
- 購入したチケットは白紙になる。
旅先だった場合、帰国のために代替便を手配する必要も。 - 支払い済みのチケット代金は返金される可能性が低い。
クレジットカード会社を経由して支払停止などの措置を取ろう。 - 旅先で困ったら「旅行代理店」「旅行保険会社」「クレジットカード会社の特約」を利用する。
どうにもならないときは「現地の日本大使館」「現地の親切な人」のサポートを受ける。
安心・安全な旅行を計画し、旅を楽しんでもらえればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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