人参のぬめりは食べられる?白いヌメヌメの正体・黒い変色の原因に臭い等腐るサインを解説

      2022/04/06

ニンジンを袋から出すと「ぬめり」が……。「食べられる?」「腐ってる?」と不安になることありませんか?

その人参は食べられる可能性があります。

人参のぬめりは食べられる?白いヌメヌメの正体・黒い変色の原因に臭い等腐るサインを解説

今回は「人参のぬめりは食べられる?白いヌメヌメの正体・黒い変色の原因に臭い等腐るサインを解説」と題し記事をまとめてまいります。

▼こちらの記事で分かること

  • 人参のぬめりは食べられる?
  • 白いヌメヌメの正体や黒い変色の原因
  • 人参が腐るサイン・臭いなどの見分け方

 

「ぬめり」「白や黒の変色」「臭い」など、人参が食べられる状態か悩みがちな事例を、画像と合わせながら分かりやすく解説してまいります。

見分け方のポイントを参考にしていただき人参を料理にご活用ください。

食材を無駄にしないためにも食べられるか否か見分け方を知っておくことが大切ですね。

 

人参のぬめりは食べられる?

人参のぬめりは食べられる?

人参の皮のぬめりは、しっかりと流水で洗い流せば食べられる可能性があります。

人参のぬめりは、ほとんどの場合表面(皮)だけに現れます。

中身までぬめりが浸透していることはありませんので、表面(皮)のぬめりの部分を流水でしっかりと洗い流すことで食べることができます

ただし、お料理に使う際には以下の注意点を守ってくださいね。

▼ぬめりのある人参を食べる際の注意点

  • 流水でしっかりとぬめりを洗い流す
  • 皮は必ずピーラーなどでむいてください。(なるべくならちょっと厚めに剥く)
  • 必ず加熱調理(火を通して)で食べる(生食しない)

 

表面のぬめりは腐っているわけではありませんので食べることができますが、鮮度が落ちていますし、腐りやすいサインでもありますので、表面をしっかりと洗い、加熱調理で注意点を守って食べるようにしてください。

 

ただし!洗ってもぬめりが取れない場合は、腐っている可能性が高いので、食べないようにしてください!

 

腐っている人参の見分け方については後程「にんじんの腐るサイン!臭いなど見分け方」の項目でくわしくご紹介いたします。

それでは、気になるぬめりの原因・正体を詳しく見ていきましょう。


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人参のぬめり(白いヌメヌメ)の正体

人参の白いヌメヌメの正体

人参のぬめりの正体は「人参の表面の雑菌」です。

人参のみならず土の中で育てられ、自然界で生産される野菜の多くは、表面に菌を保有しています。

人参のぬめりはこの菌が増殖したことによって引き起こされるのです。

人参は糖質(でんぷん)が多く含まれている野菜です。糖は菌の大好物で、雑菌が増殖する原因でもあるのです。

更に、菌はジメジメが大好!

人参は乾燥を防ぐためビニールに入れて販売されていることがほとんどですが、このまま保存してしまうと人参自らの呼吸で、ビニールの中は水滴だらけに!

「糖分と水分」という菌が増殖しやすい環境が生まれてしまい、雑菌が急激に増殖することで人参の表面がヌルヌルしてしまいます。

腐っていない限り、雑菌が中まで浸透することはないので洗い流すことで食べることができますよ。

人参の真ん中・芯が白い場合は?

「白い」という色に注目して食べられるのか食べられないのかを判断する場合で言うと、人参の真ん中・芯が白い場合も食べることができます。

これは、栽培中に栄養素が外側に偏ったのが原因の生理障害によるもので、安全性に問題はないため食べても大丈夫です。


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人参の黒い変色の原因|食べられる?

ぬめりと共に気になるのが黒く変色している人参ですよね。

黒く変色した人参も傷んでいる(腐っている)わけではなく食べられる可能性があります。

人参の黒ずみの原因は「ポリフェノール(色素成分)」です。

ポリフェノールはワインや緑茶などほとんどの植物に含まれている色素成分です。天然のものですし、抗酸化作用があり食べることができます。

ポリフェノールは、オキシダーゼ(酸化酵素)が混ざり合った状態で空気に触れることで黒っぽく変色してしまう特徴があり、人参の黒ずみもこの現象が原因なんですよ。

リンゴを切ってしばらく置くと変色するのとおなじ現象ですよ
人参が黒くなる原因 理由
表面の傷 収穫後、出荷前の洗浄の際に表面の薄皮に傷がつき細胞膜が破壊される
皮(表面)の乾燥 傷同様、乾燥により細胞膜が破壊される
高い温度 冬野菜である人参の適応温度は最高15度。平均10度以下でポリフェノールの働きを抑え変色を抑制可能

人参の細胞内には通常、ポリフェノールとオキシダーゼが分かれた状態で含まれています。

しかし、傷や乾燥によって細胞膜が壊れると両者がくっついてしまい、その状態で空気(酸素)に触れるとポリフェノールが変色してしまうんですね。

ポリフェノールが原因の黒い変色は食べることが可能です。気になる方は皮をむいたり切り落とすなどして召し上がってください。

 

注意が必要なのは「黒カビ」です。黒カビの場合は食べられません!

黒カビは指でこすると取れるので変色との見分けがつきやすいです。どちらか判断が付きにくい場合は、安全のためにも食べないことをおすすめします。

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にんじんの腐るサイン!臭いなど見分け方

にんじんの腐るサイン!臭いなど見分け方

人参が腐るとすっぱい臭い・カビ臭い溶けて汁が出るなど明らかに見た目の変化が生じて食べられないと判断できます。

人参が腐ってる?と感じたら、以下のチェック方法で食べられるか見分けていきましょう。

▼人参が腐ってる?見分け方

  • すっぱい臭い・カビ臭いは危険信号
  • 洗ってもぬめりが取れないのはNG
  • 中身が溶けている場合は腐っているサイン
  • 白・黒カビの場合は絶対食べない

 

一つひとつ事例の画像と共に詳しく見ていきましょう。

すっぱい臭い・カビ臭い・刺激臭は危険信号

酸っぱい臭い・カビ臭い・刺激臭は危険信号です。そのような人参は腐っていますので破棄しましょう。

洗ってもぬめりが取れない

表面にぬめりがあって、白い汁状のものが滲みだし、洗ってもそのぬめりが取れない場合は腐っているサインです。

中身も溶けかかっていることが多く、菌で中身まで侵されている危険性がありますので食べられません。

中身が溶けている

表面はきれいなのに、中身の方から溶けているような状態になっていることがあります。

中身が溶けている場合は腐っていますので食べられません。

白・黒カビの場合

先っぽだけ、ヘタの部分だけなど、一部だけでもカビが生えている場合でも決して食べないようにしましょう。

カビ毒の大半は、加熱調理をしても分解されないものが多いといわれているので注意が必要です。

カビ菌が増殖し、汚染されている可能性が高いので丸ごと捨てちゃいましょう。


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人参のぬめりは食べられる?白いヌメヌメの正体・黒い変色の原因に臭い等腐るサインを解説まとめ

「人参のぬめりは食べられる?白いヌメヌメの正体・黒い変色の原因に臭い等腐るサインを解説」と題しまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。

人参は、皮の表面がぬめりでヌメヌメしているだけ、皮が黒く変色しただけという場合は食べられる可能性があります。

人参の表面のぬめり
(雑菌の増殖が原因)
流水で洗い流すとぬめりが取れる場合は食べることが可能
黒い変色
人参に含まれるポリフェノール)
食べられる

※食べられる場合でも、念のため加熱調理で食べるようにしましょう。

 

人参が腐ると、すっぱい臭い・かび臭い・腐敗臭がしたり、白い色や黒いカビが生える、ドロリと中身が溶けだす、洗ってもぬめりが取れないなど明らかに見た目に違和感が生じます。

食べられるのか、腐っているのか見分け方を覚えておくと食材を無駄にしないで済みますよ。是非こちらの記事を参考に見分け方を覚えてくださいね。

※どちらか判断が付きにくい場合は、安全のためにも食べないことをおすすめします。

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