豆苗の再利用で失敗しない栽培方法!水が濁る原因やカビは食べても大丈夫?
2020/05/18
炒め物にしたり、サラダにしたり、蒸し料理やお鍋と、
あのシャキシャキとした歯ごたえがたまらない豆苗!
栄養価も高くとっても優秀なお野菜ですよね。
スーパーで買ってきて、料理に使った後、
根を水に浸しておくと新しい芽が出て来て再収穫!
「リボーンベジタブル(再生野菜)」としても人気です。
お得感もありますし、栽培方法もとっても簡単なので、
豆苗栽培はお子様への食育の面からもとても好評なんですよね。
しかし、豆苗の栽培は基本的なポイントをしっかりと押さえておかないと、
「水がにごってる~。」
「根元にカビが生えてきた~。」
なんてことになることも…。
コツさえ押さえれば大丈夫ですよ。
あなたもリボベジに挑戦してみませんか?
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目次
豆苗の再利用で失敗しない栽培方法
それでは早速、豆苗の栽培方法をご紹介いたします。
豆苗の収穫のコツ
豆苗の再利用で大切なのは、まず1回目の収穫の仕方なんです。
買ってきた豆苗をよく見てみると、
根本に近い茎の部分にわき芽があることが分かります。
このわき芽を二つ残して収穫しましょう。
このわき芽が成長して2度目の収穫ができることになりますので、とても重要になってきます。
ちなみに、わき芽を一つだけ残す場合と2つ残す場合では、収穫できるまでの日数に2日程の差が出てきます。
この成長の差が、カビの原因や水の濁りに大きく関わってきますので、しっかりこのポイントを押さえて収穫してくださいね。
また、豆苗を切るときに使う包丁やハサミはよく消毒したもの使うことがおすすめです。
野菜の切り口から雑菌が入り、のちのち枯れてしまう原因にもなりかねません。
豆苗の再利用栽培スタート
■前準備
わき芽を残して収穫した豆苗を浅めの容器に入れます。
(豆苗がもともと入っていた容器でも大丈夫です)
この時、容器の水を新しい水にとりかえることも忘れないようにしましょう。
- 種に水がかからないくらいの水位にする。
根だけがつかる程度がベストです。 - 直射日光を避け日当たりの良い室内で育てる。
(発芽適温は20度前後が適した温度)
屋外では虫がついたり、茎が固くなりすぎるなどといった事があります。 - 一日1回は水を替える。
夏は一日2回がベストです。肥料は必要ありません。 - 新しい芽が伸びて7日~10日で収穫できます。
2度目の収穫は、家庭での栽培の為、衛生環境の整った工場とは違い
雑菌の繁殖も考えられますので、生食は避け火を通した料理にして食べましょう。
2度目以降も収穫は可能ですが、この頃になると豆(エンドウ豆)の
養分が大部少なくなっていますので、2回ぐらいがおすすめです。
豆苗の栽培で水が濁る理由は?
豆苗の再利用栽培に用いられるのが水耕栽培です。
水と光と空気さえあれば植物が育つこの方法は本当に簡単でお手軽なのですが、
気を付けていないと、「なんだか水が匂う」「水が白く濁ってきた」といった事に。
水の濁りの原因・対策
水の汚れ・濁りの一番の原因は、水の中に雑菌が繁殖することです。
白く濁るのを防ぐためにも、水は一日一回(夏は一日2回)必ず取り換えるようにしましょう。
水を取り替える際は、必ず残っている水をすべて捨てて全部新しくしましょう。
少しでも菌が残っていると、またすぐに繁殖してしまいます。
もう一つ、水の濁りの原因に豆(エンドウ豆)の腐敗が考えられます。
水に豆が全部浸かった状態だと、豆が息をすることができません。
豆が傷み、水が濁ってきます。
腐敗を防止するためにも、種に水がつからないように水を入れましょう。
豆は根から水分を吸収しますので、根がつかる程度で十分です。
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豆苗にカビが生えても食べられる?
豆苗の水耕栽培で多い悩みに「カビ」の問題があります。
豆苗を育てていると、豆苗の根元部分に白くフワフワとした
カビの固まりが発生することがありますよね。
食べる茎や葉に直接カビが生えているわけではないので、
「洗えば食べられるのでは?」と思うかもしれませんが、
カビの胞子が飛んで葉についていることも考えられますので、食べない方が賢明です。
カビの正体
気になるこのカビの正体は
- アスペルギウス(コウジカビ)
- ユーロチウム(カワキコウジカビ)
無害なものは麹(こうじ)として醤油や味噌づくりに利用していきますが、
毒のあるなしは判断が難しいので、カビを見つけたら迷わず捨てましょう。
根本のカビの成分をグングン茎や葉に吸い上げ、
菌がいきわたってしまっていると考えると怖いですよね。
こうなってしまったら、新しい豆苗で再チャレンジしましょう。
カビの原因と対策
豆苗にカビが生える原因は水質の悪化になります。
豆が水につかるとカビの餌食になりそこでどんどん菌が繁殖してしまいます。
菌が繁殖する前に素早く育てることがカビを防ぐポイントになります。
一度目の収穫の際、わき芽を2つ残すことで、わき芽の成長が早くなります。
こうすることで、カビに侵されるリスクを少なくすることができますよ。
二度・三度と収穫を重ねるごとに雑菌の繁殖リスクも上がります。
また、収穫を重ねるごとに豆の養分も弱まり、雑菌に対する抵抗力も弱まっていると考えられます。
収穫は二度まで(再収穫は1回)にしておく方がいいですね。
水は毎日新しいものに取り換え、豆が水につからないように気を付けましょう。
水に豆が浸かったままの状態だと豆が腐り、雑菌繁殖の原因となります。
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豆苗の根っこのぬるぬるネバネバになる原因
豆苗にカビが生えている場合、豆苗の根元の水が
ぬるぬるネバネバしていることがほとんどです。
中には「水が匂ってきた」なんて人もいるようですよ。
原因と対策
栄養を使ってしまった豆は腐りやすく、そこから雑菌が繁殖する原因となります。
豆苗を栽培している工場などは、衛生管理が徹底された環境にあり、
菌を徹底的に防いでいます。
一般家庭で完全無菌の状態で栽培することは難しいですよね
空中を漂う様々な菌にとって、水分は繁殖するために欠かせない環境で、
そこに豆といった餌が加わると、菌の発生は防ぐことが難しくなってきます。
ご家庭でできることは、菌の発生を少しでも遅らせるという事です。
ポイントは、
- 水をこまめに取り換える
- 少なめの水で豆が水に浸からないようにする
- 腐った豆は早めに取り除く
- 明るい日の当たる場所で育てる
やはり、収穫を繰り返すことで豆の傷みも進みます。
こうしたリスクが増えてくるようですので、再収穫は1回が理想的です。
私個人の経験では、水耕栽培に使用する水はミネラルウォーターよりも、水道水が腐りにくいように感じます。
水道水のカルキ成分が菌に少なからず作用してくれているのかもしれませんね。
豆苗の再利用で失敗しない栽培方法まとめ
栄養価も高く、安価でいろんな料理に使えて、美味しくて再利用できる人気の豆苗。
一度目の収穫が終わったら、根を水に浸すだけで7日~10日後にはまた再収穫できるので、子供の食育にも良いと評判ですよね。
豆苗の再利用で使用する水耕栽培方法には失敗しないためのポイントがあります。
- 一度目の収穫でわき芽を2つ残すこと
- 豆がつからないように水を張ること
- 水は一日一度新しく取り換える事
- 日当たりの良い場所で育てる事
ポイントをおさえれば、あとは水と容器だけで簡単に栽培できます。
万が一カビが生えてしまったら食べずに、新しい豆苗でチャレンジしましょうね。
さあ、ポイントを押さえてあなたも豆苗栽培にチャレンジしてみませんか?
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