アテモヤの育て方|種まきや鉢植えでも栽培できる?植え方から収穫まで栽培方法のポイントを解説

   

「アテモヤ」・(パイナップル釈迦頭)とも呼ばれ、高級果物として人気を集めている南国フルーツをご自宅で栽培・収穫してみませんか? コツさえ押さえれば種や苗木から家庭でも十分に栽培を楽しむことが可能です。
(育てやすさ★★★★☆)

今回は「アテモヤの育て方|種まきや鉢植えでも栽培できる?植え方から収穫まで栽培方法のポイントを解説」と題しアテモヤの育て方をご紹介していきます。

アテモヤは耐病性に優れ・害虫もほとんどつかず育てやすいのでガーデニング初心者にもおすすめですよ。

▼こちらの内容をまとめています

  • アテモヤの育て方
  • アテモヤの種まき・ 苗木の植え付け・植え替え方法
  • アテモヤの育て方のポイント
  • 受粉~収穫

 

アテモヤ(パイナップル釈迦)には近しい品種に「大目釈迦」(釈迦頭<シャカトウ>、バンレイシ)という品種もあり、栽培方法(育て方)はアテモヤと同じですので、釈迦頭も一緒に栽培して、味の食べ比べなどお楽しみください。

アテモヤと釈迦頭(バンレイシ)の味&食感の違いや特徴・食べ方をまとめました  

 

アテモヤの育て方

アテモヤの栽培温度は目安として3℃~30℃と比較的気温の変化には強く育てやすい植物です。

(※アテモヤの耐寒温度は3℃、釈迦頭<バンレイシ>の耐寒温度マイナス2度)

栽培するには地植えが理想ではありますが、果樹はほおっておくと5~10mにも成長してしまいますので大きな鉢に植え替えて樹高を管理したほうが良いでしょう。(鉢植えの場合1~2m)

日当たりのよい暖かな場所を好む植物(常緑樹)のため、育てる環境が重要なポイントですよ。

栽培環境

アテモヤは元々は南国のフルーツの部類ですから、冬でも比較的暖かい九州以南(沖縄県)などでは、地植えで年中屋外での栽培が可能なのですが、気温が10℃以下になると成長が止まってしまいますので、冬の寒い時期は室内で育てましょう。

用土

水はけのよい肥沃な用土を好みます。用土は赤玉土7、腐葉土3の割合で配合。比較的弱酸性土壌を好みます。市販の園芸用培養土でも大丈夫です。

水やり

ポイント!夏場は少し多めに水をやり、冬場は少し乾燥気味にさせます

根が浅く張るので水切れに注意! 基本的には土の表面が乾いたら鉢の底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。

特に開花時や果実が大きくなる時期は、水切れを起こさないようたっぷり水やりをしましょう。

最低気温が15℃以下になったら、徐々に水やりを控え目にして冬は乾燥気味にします。

肥料・追肥

木がどんどん成長する時期、果実が大きくなる時期、収穫終了後の3度のタイミングで有機質肥料を規定量より若干多めに与えます。

3月・6月・10月を目安に有機質肥料を若干多めに与えましょう。

果実の成長にはカルシウムとカリウムが大切ですので、実がつくようになったら冬季に苦土石灰カルシウム肥料を土壌にすきこむように多めに施します。

越冬の仕方

アテモヤはもともとは南国の植物ですので極端な寒冷は好みません。耐寒性はマイナス2度程なのですが、特に若い苗木の場合寒さに耐えられない可能性もあります。

10度以下で成長が止まり5℃を下回ると枯れる可能性もありますので越冬する際は、最低温度5度以上が保てる日当たりの良い屋内に移動させ管理をしましょう。

アテモヤは暑すぎるのも苦手です。夏場、30℃以上のときも涼しい室内に入れると安心です。

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アテモヤの種まき・ 苗木の植え付け・植え替え方法

アテモヤは「種から育てる」&「苗木を購入して育てる」ことができます。

実を食べた後の種を取っておいて植えることもできるので、両方楽しみたい方は熟した実を購入するのもいいですね。アテモヤ1つから10~15個位の種がとれますよ。

種のまき方

  1. 種は食用に購入したアテモヤの完熟果から採種します。
  2. 種は黒く大きいものを選びます。未熟な茶色の種子は発芽率が悪いので省きましょう。実から採った種は、周りについた果肉を綺麗に洗い取り除きましょう。
  3. 水に1晩浸けて沈むものだけを選びます。鉢底網を敷いた直径18cmくらいのポットに赤玉土や種まき用培養土など清潔な用土を入れ、種を蒔き軽く覆土して土が乾燥しないように管理します。
  4. 発芽適温は15~20℃、種まきの適期は4月~5月頃です。発芽まで2週間~2ヶ月くらいかかります。(芽が出るまでは半日蔭で管理するのがよいでしょう。)
ポイント!種を植える前に、種皮をやすりや爪切りで傷つけておくと発芽しやすくなります

苗木の植え方・植え付け

植え替えは9月~11月頃、または3月~5月頃に行います。一番適しているのは3月です。

鉢植えの場合

苗を購入したら、十分な根が張れるように、ひと回り大きな鉢に植え替えます(一鉢1苗を目安)。最終的に10号以上の鉢が良いでしょう。

鉢底石を敷き、鉢の底から3分の1か2分の1まで土を入れます。苗を中心に置いて、その周りに土を入れていき苗を固定するように植えていきます。

地植えの場合

アテモヤを地植えにする場合は、深さ直径ともに50cmほどの穴が適当です。深植えにならないように注意してください。(接ぎ木苗の場合、接ぎ木の部分が土に埋もれてしまうことのないよう、注意しましょう。)

植えたら水をたっぷりあげましょう。

植え替え方法

アテモヤは元気に根を伸ばしますので、のびのび栽培できるようにタイミングを見て植え替えをしましょう。数年おきに行えば問題ありませんので気負わずとも大丈夫ですよ。

植え替えは9月~11月頃、または3月~5月頃に行います。一番適しているのは3月です。


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アテモヤの育て方のポイント

アテモヤ・シャカトウの育て方で注意すべき病気や害虫についてポイントを見ていきましょう。

かかりやすい病気

比較的病気にかかりにくく栽培がしやすいのですが、「枝枯れ病」になることがありますので注意が必要です。

2m以上の大きさに成長した木の場合は、発症した枝にとどまることがほとんどですが、苗木の場合は樹全体が枯死することもあります。

冬季に強剪定を行ったことに原因があることが多いので、剪定時期を守るよう心掛けましょう。

害虫

▼注意すべき害虫

害虫 被害内容 対策方法
ハダニ 葉や果皮を変色させる。 日当たりがまんべんなくいきわたるようにする。風通しをよくするように、葉や側枝などの剪定作業をしましょう。
カイガラムシ 葉や果梗部などに付着し、すす病という病気を引き起こす。
カメムシ 「吸汁」での食害。大量発生すると枝をも吸汁で枯らす。 ハーブで防虫・殺虫剤・忌避剤で駆除

 

【害虫対策】

オーガニックにこだわりたい方は、ハーブ(ミント)の活用がおすすめです。ミントの香りにはカメムシを忌避する効果があると言われています。アテモヤの近くにミントを植えてカメムシ対策を行いましょう。

ハッカ油を使ったハッカ油スプレーも効果的です。

あわせて読みたい

 

▼即効性・持続性のある殺虫剤

カイガラムシにも効果があります

▼忌避効果もある殺虫剤

天然ハーブを中心とした環境にやさしい殺虫剤。安全性を重視し、小さいお子様・ペットがいる方にも安心。植物だけでなく網戸や玄関にも使用でき凡庸性が高くおすすめです。

剪定

剪定は暖かくなってきた3月頃に行います

剪定は難しいことはなく、長くなってきたり混み合ってきた枝をカットするだけです。花芽は新く伸びた枝の基の部分から出てくるので、長く伸びた枝を切り詰めても花芽を逃すことはありません。基本となる主枝を3~4本ほど出して形を整えていきましょう。

ポイントは剪定時期を守ること!剪定後芽吹き時期は4月頃です。

鉢植えの場合、屋内で管理することもあるので高さは大体50~80㎝ほどの高さを目安に剪定しましょう。

地植えの場合でも、高さを管理できると受粉や収穫がしやすくなりますよ。


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受粉~収穫

虫を利用して自然受粉も可能ですが、アテモヤは受粉を媒介する昆虫が少ないので人工授粉で着果率をあげましょう。受粉からおよそ4~5ヶ月間で収穫時期を迎えますのでタイミングを見て収穫しましょう。

受粉の仕方

アテモヤは午後4時頃から夕方にかけて開花が始まります。

1つの花に雌しべと雄しべがあり、雌しべが先に熟し、後に雄しべから花粉がでます。

蕾が開きかけた頃に雌しべが受粉可能になっているので、既に咲いている花の雄しべから耳かきのような細いへら状のもの掻きとり花粉を雌しべの柱頭につけてあげます。(耳かきでも大丈夫です)

アテモヤの花は3枚の花びらがあります。3枚の花びらのうち1~2枚を剥いで受粉しやすくしましょう。

中央部の尖ったところが雌しべ、周りにあるのが雄しべです

少し暖かく湿度の高い日を見計らって受粉を行うと着果率が高いようですよ。受粉後2週間もすると実が膨らんできます。

ちなみに、アテモヤの花の花言葉は契りです。

収穫の方法・タイミング

成熟日数は品種や着果時期により異なりますが、受粉からおよそ4~5ヶ月間で収穫時期を迎えます。

収穫適期になると緑色の強かった色が少し白っぽくなってきます

収穫時期が近づくと実が急に大きくなってくるので肥大して1~2週間で収穫してもよいでしょう。

自然落下するのを待つ場合はネットをかぶせで木に吊るしておきます。

常温で5日〜7日ほど追熟して食べましょう。

アテモヤの追熟方法・食べ方はこちら▼の記事に詳しくまとめています

 


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アテモヤの育て方まとめ

「アテモヤの育て方|種まきや鉢植えでも栽培できる?植え方から収穫まで栽培方法のポイントを解説」と題しまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。

アテモヤは耐病性に優れ・害虫もほとんどつかず育てやすいのでガーデニング初心者にもおすすめですよ。

実がなるまで3年~5年と言われていますが、常緑樹ですので収穫できるまでは観葉植物としてもお楽しみいただけます。

高級フルーツとして日本ではまだ珍しいアテモヤをご家庭でも楽しめたら素敵ですね。

ぜひとも挑戦してみてください!


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