さつまいもが黒くて苦いのはなぜ?原因のヤラピンは食べても大丈夫?
自然の甘味が魅力のさつまいもは、焼き芋にしたり天ぷらにしたり、そのままふかしてかぶりつくのもおいしいですよね。
筆者も、子供のおやつに利用したり、ふかしてつぶしたものを離乳食に使ったりと、子育てにもとっても助けられました。
甘くておいしいさつまいもですが、時々苦みを感じるさつまいもにあってしまいがっかりしたことはありませんか?
実はこの苦みの原因の一つは「ヤラピン」という成分なんですよ。
「これって食べられるの?」と気になっている方も多いと思いますので、
今回はさつまいもの黒くて苦いところについて調べてご紹介していきたいと思います。
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目次
さつまいもに苦いところがあるのはなぜ?


このような疑問を感じたことがある方は少なくないと思います。
甘くておいしいはずのさつまいもですが、
中にはとっても苦みを感じるものがありますよね。
特にさつまいもの端っこや皮に近い部分(皮表面)に
その苦みを感じることが多いのですが、あの苦みの原因は何なのでしょうか?
- 腐っているの?
- 食べても害はないの?
実は、あの苦みの成分には正体が…。
それでは苦みの原因をご紹介いたします。
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苦味の原因成分は?
さつまいもの苦味の原因成分は2つあります。
ヤラピンが苦味の原因成分
一つ目はヤラピンという成分です。
初めて聞く方も多いと思うのですが、
このヤラピンはさつまいも独特の栄養成分です。
さつまいもを切ったときに切り口から白い液体が出てきますよね。
服につくとしみになって残ってしまうし、手について乾くと落とすのが大変・・・。
その白い液体の正体がヤラピンです。
ヤラピンはさつまいもにしか含まれない栄養分で、
その栄養分が強い苦味を感じさせるのです。
ヤラピンは、皮から5ミリ以内のところに多く含まれているため、
表面に出てきたり、切ったときに出て来てしまいます。
これを放置すると、黒いタール状の物質になります。
これが苦味・えぐみの素になってしまうんです。
さつまいもは、茎から養分として栄養素や灰汁が流れ込みます。
その為、茎につながっていた部分は維管束が多く収束している箇所であり、
ヤラピンの濃度も高いため、芋の端っこの苦味が強くなってしまうようです。
クロロゲン酸が苦味の成分
もう一つの苦み成分はクロロゲン酸です。
そして、このクロロゲン酸の苦みの原因が灰汁です。
コーヒーにも含まれているポリフェノールの一種で、
野菜や果物と同等以上のクロロゲン酸がさつまいもには含まれているんですね。
さつまいもが黒っぽくなるのはこの灰汁が原因となっています。
原因成分ヤラピンは食べても大丈夫?
このヤラピンは食べても大丈夫なのでしょうか?
答えは「食べても大丈夫です!」
ヤラピンはとっても苦くえぐみがあるのですが、体に悪い影響はありません。
腸の働きを活性化させる効果があり、便秘解消にとってもいいんですよ。
それに、胃の粘膜を保護してくれる働きもあります。
加熱すると芋でんぷんとして糖化します。
ただ、端っこはヤラピン濃度が高く、加熱しても苦みが消えず、えぐみを感じてしまうことがあります。
ふかして召し上がるときは、、ふかしあがってから端っこを少し取り除いて食べるようにしましょう。
ヤラピンは酸化しやすく、酸化すると黒く変色します。
切って調理する場合は、切った後10分位水にさらすと
黒く変色することを抑えられますので、ぜひお試しください。
食べられない場合もあるので注意!
以下のような場合には、食べることができませんのでご注意ください。
腐っている場合
皮がしわしわっとなって張りがなく、酸っぱいにおいがするとき。
こんな時は、腐敗が進んでいる可能性が高いです。
触るとべたべたしていたり、変なにおいがするなどしているときは
腐っている可能性がありますので、食べないようにしましょう。
カビが生えている
さつまいもに綿ごみのようなふわふわとしたものがついている場合はカビが生えている可能性があります。
ほおっておくとカビの部分からどんどん水分が抜け腐っていきますので、早めに取り除きましょうね。
カビの部分を取り除けば食べられないことはないのですが、
赤ちゃんやお年寄りなど、免疫力の弱い方には、
万が一を考えて使用しない方が賢明です。
カビの部分は食べることができませんのでご注意を!
さつまいもに苦いところがある原因まとめ
甘くておいしいさつまいも。
ふかしたり焼き芋にしたりと、
自然の甘味たっぷりなさつまいもですが、
時々黒く変色していたり、そこがとても
苦くえぐみを感じたりすることがあります。
その苦みの原因は、さつまいもにしかないヤラピンという栄養成分でした。
ヤラピンはさつまいもの皮下5ミリ辺りに多く、
皮が傷ついたり切ったりしたときに白い液体として
表面に出て来て酸化し黒く変色することに。
ヤラピンは、胃の粘膜を守ってくれたり、
腸の働きを助け便秘解消効果も
期待できるので、美と健康に最適です。
今回の記事を参考にしていただき、
これからもさつまいもを美味しく
楽しんでいただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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