オヤビッチャの美味しい食べ方は?さばき方と料理のレシピをご紹介!
観賞魚としてよく知られているオヤビッチャ。実は食用として食べることも出来るんです!
オヤビッチャは千葉県以南の太平洋岸でよく見られる魚で、釣りでは餌取り魚として外道と扱われる事が多いです。
確かに、あの鮮やかな色彩の「いかにも熱帯魚!」、という見た目は、食べるよりも鑑賞する方に気持ちが向いてしまいますね。
ですが、オヤビッチャは美味しいんです!
今回はオヤビッチャの美味しい食べ方や捌き方、料理のレシピをご紹介します。
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目次
オヤビッチャの美味しい食べ方・レシピ
オヤビッチャが美味しいと言われても、どうやって食べれば良いのでしょか?
オヤビッチャは「脂乗りがとても良く臭みが少ない」、と言われているので、刺身や塩焼きなど、さまざまな調理法で食べることができます。
- オヤビッチャの刺身
- オヤビッチャの唐揚げ
- オヤビッチャの塩焼き
- オヤビッチャの煮付け
についてご紹介します。
オヤビッチャの刺身
オヤビッチャの捌き方は一般的な魚の捌き方と変わりありません。
注意するポイントとしては、オヤビッチャの背びれや骨はとても硬いので、刺さらない様にするという点です。
捌き方はこちらが分かりやすいので参考にしてください。
簡単に三枚おろしができるこんなものもあります。
三枚におろした身を刺身で食べやすい大きさに切り、盛り付けて出来上がりです。
脂が強いので、多めにワサビをつけたり、レモンを絞ったりして食べると良いですね。
オヤビッチャの唐揚げ
さっきもらったオヤビッチャのから揚げ。島ではビンゲと呼びます。 pic.twitter.com/lPzMQtezkS
— Mariko N. (@NakasatoMariko) July 24, 2019
オヤビッチャの唐揚げは、まずは頭と鱗、内臓を取り除きます。
先程の三枚おろしの途中までと同じですね。
《作り方》
- 捌いた身に軽く塩を振り、バットやボールに入れラップをして、30分から1時間ほど冷蔵庫に入れておく
- 30分から1時間経ったら、水気をキッチンペーパーで拭き取り、全体に片栗粉をまぶす
- 片栗粉が馴染んだら、170度の油でカラッと狐色になるまで揚げたら出来上がり
捌いた身に軽く塩を振って、バットやボールに入れラップをして、30分から1時間ほど冷蔵庫に置いておきます。
塩をして寝かせることで、魚臭さの元である水分を抜くのと、旨味成分のアミノ酸を増やす効果があります。
30分から1時間経ったら、水気をキッチンペーパーで拭き取って、全体に片栗粉をまぶします。
170度の油でカラッと狐色になるまで揚げたら出来上がりです。
お好みでレモンを絞っても良いですね。
背びれや骨がとても硬いので、外しながら食べましょう。
鯵の唐揚げの様に、骨ごと食べるのは無理なので注意してください。
オヤビッチャの塩焼き
オヤビッチャの塩焼きは、まず鱗と内臓を取り除きます。頭はついたままで大丈夫です。
《作り方》
- 全体に塩を擦り込む。外側だけでなく、内臓を取り出した内側にもしっかり擦り込む(塩分量は魚の重さの1%)
- 脱水シートなどに包んで冷蔵庫で1日寝かせる
- 1日経ったら余分な水分を拭き取り、フライパンやグリルで焼いて出来上がり
全体に塩を擦り込みます。外側だけでなく、内臓を取り出した内側にもしっかり擦り込みましょう。
この時、塩をしてすぐに食べるのか、寝かせるのかで塩の量を変えます。
すぐに食べる場合は、魚の表・裏・内側に各1つまみずつ。計3振り。
寝かせる場合は魚の重さの1%の量の塩を擦り込みます。
100gの魚なら、1gの塩ですね。塩1gは小さじで1/6ほどです。
すぐに食べる場合は、塩をしてフライパンやグリルで焼いて出来上がりです。
寝かせる場合は、脱水シートなどに包んで1日冷蔵庫で寝かせます。余計な水分が抜けアミノ酸も増えるので、さらに美味しくなりますよ。
・脱水シート
水分がたくさん出て脱水シートがビチャビチャになるようなら、その都度交換しながら寝かせてください。
1日冷蔵庫で寝かせたら、余計な水分を拭き取って、焼いて完成です。
しょっぱめが好きな人は、焼く前に再度1%の分量の塩を振るか、焼き上がって食べる時に少し醤油を付けても良いですね。
オヤビッチャの煮付け
頭と鱗、内臓を取り除いたオヤビッチャを使います。
《作り方》
- 捌いたオヤビッチャをサッと湯通しする
- 余計なぬめりや腹の中の血合いを洗い流す(臭み抜きのため)・鍋に醤油、酒、ミリン、水を1:1:1:0.5で入れ沸騰させる
- 砂糖は甘みをみながら足す(煮汁を煮詰めるので、塩分や甘味は抑え目に)。生姜も2〜3切れ入れる
- 沸騰したところにオヤビッチャを入れ、落とし蓋をする。火は強めの弱火
- 時折煮汁をオヤビッチャに回しかけながら、煮汁にとろみが出るまで煮たら完成
オヤビッチャは脂が強いので、煮付ける前に一度、沸騰したお湯にさっと通しておくと良いでしょう。臭み抜きになります。
さっと湯通ししたら、余計なぬめりや腹の中の血合いを洗い流しましょう。
この2つの作業をするだけで、魚臭さが格段に減りますので、ぜひ行ってください。
鍋に醤油、酒、ミリンを1:1:1で入れます。水も少し加えておきましょう。割合的には0.5くらいでいいと思います。
砂糖はとりあえず大さじ1入れて、煮込む途中で味をみつつ調整していきましょう。
煮付けは煮汁を煮詰めるので、最初に甘くしすぎると取り返しがつかなくなります。最初から甘くしすぎないように注意してください。
甘いのが苦手な方は、ミリンや砂糖の量を減らして調節してください。
ミリンを減らした分は、酒や水で水分を調節しましょう。
生姜も2〜3切れ入れると魚臭さを抑えられます。
鍋の調味料が沸いたらオヤビッチャを入れます。
落とし蓋をして弱火でコトコト煮ます。落とし蓋はアルミホイルなどで代用できます。
時折煮汁を回しかけながら、煮汁にとろみがつくまで煮たら完成です。
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オヤビッチャはどんな味?
オヤビッチャの身はクセが少なく脂乗りがよいのが特徴です。
刺身はねっとりとした食感です。火を通すとフワフワの身が楽しめます。
オヤビッチャは鮮度が落ちると少し臭みが出ます。
鮮度が落ちたものは、煮付けなど濃いめの味付けの料理にすると良いですね。
オヤビッチャの旬の時期はいつ?
オヤビッチャは食用としてあまり有名ではないので、旬がハッキリとは分かっていません。
ですが、鹿児島県の一部では、夏の釣り物として人気が高いそうです。また、同じスズメダイ科のスズメダイは、産卵前の春から初夏にかけてが旬。
なので、春から初夏の産卵前までがオヤビッチャの旬と言えるでしょう。
旬を外したオヤビッチャは味が落ちるので、夏過ぎに採れたオヤビッチャを食べるときには、調味料をしっかりと利かせた味付けにした方が良さそうです。
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オヤビッチャを食べる際の注意点
オヤビッチャを食べる時は、次の2点に注意しましょう。
- 背びれや骨がとても硬いので注意
- シガテラ中毒の報告がある(特に九州以南では注意)
大きくなっても20cmそこそこのオヤビッチャですが、ひれや骨はとても硬いです。
小アジやイワシなどでしたら、揚げたりすれば骨ごと食べられますが、オヤビッチャは食べられません。
ひれや骨はしっかり外しましょう。
また、数は少ないですが、オヤビッチャを食べてシガテラ中毒にかかったという報告があります。
シガテラ中毒は熱帯・亜熱帯の珊瑚礁周辺の魚によって引き起こされる中毒症状です。
日本では九州以南でシガテラ中毒の報告が出ているので、オヤビッチャを食べる際には注意が必要です。
もし、食後30分から1時間で吐き気や腹痛、しびれが現れたら、すぐに病院を受診し、シガテラ中毒の可能性を伝えてください。
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オヤビッチャの食べ方まとめ
今回はオヤビッチャの美味しい食べ方や捌き方、料理のレシピをご紹介しました。
鮮やかな体色から観賞魚として扱われているオヤビッチャが、食べても美味しい魚だったなんて驚きです。
春先から初夏にかけてのオヤビッチャは脂乗りが良く、味も抜群。
観賞用だけでなく、食用としても美味しいオヤビッチャ。海に採取しにいってみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
オヤビッチャの飼育方法記事はコチラ!
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