台風3号2023の最新進路予想!米軍ヨーロッパ・気象庁の情報と関東や各地の上陸時期はいつ?

   

2023年6月6日、気象庁は台風3号が発生したと発表しました。

台風3号は、台風が発達する目安となる海面水温27度を上回る29度以上という海域をゆっくり北上しながら発達する見込みで、6月9日(金)には強い台風となり、6月11日(日)には強い台風のまま日本の南海上に進む見込みとされています。

気象庁の最新情報では、6月11日(日)に沖縄が暴風警戒域の予報が……。

その後の進路は、まだ定まっていませんが来週前半には台風2号と同じように、梅雨前線を刺激し、関東甲信地方でも再び大雨となる恐れがあります。

当記事は「台風3号2023の最新進路予想!米軍ヨーロッパ・気象庁の情報と関東や各地の上陸時期はいつ?」と題し、以下の情報をお届けいたします。

台風3号(グチョル)の最新情報や進路予想、勢力、日本各地の上陸時期予想を

  • 米軍(JTWC)
  • 気象庁
  • Windy
  • ヨーロッパ中期予報センター(ECMVF)

 

といった機関の情報をもとに調査報告いたします。

なお自分で最新の情報を確認したい場合は、以下のサイトから見ることができます!
詳しい見方などについて下で解説してまいりますので、わかりにくい場合は下にお進みください!

台風の最新情報を提供しているサイトリンク

 

 

台風3号2023の名前

台風3号2023の名前

2023年(令和5年)の台風3号の名前は『グチョル』(GUCHOL) 

台風3号の名前「グチョル(GUCHOL)」は、ミクロネシア連邦が提案した名称で、ウコン(ターメリック)を意味する言葉からきているそうです。

それでは、台風の今後の動きや予想される進路状況を見ていきましょう。


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台風3号(グチョル)の米軍(JTWC)の最新進路予想

米軍合同台風警戒センター(JTWC)は、アメリカのハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関でアメリカ軍のための気象情報機関です。一般の人も簡単にアクセスすることができます。

画像出典:https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

画面右上の赤い矢印TS03W”GUCHOL”」と示された箇所にある渦が台風3号(グチョル)です。

TS(Tropical Storm)台風(最大風力17m/s以上)を表します。

  • 黄色○(24時間以内の発達は考えずらい)
  • オレンジ○(発達しても24時間以上かかる)
  • 赤○(24時間以内に発達します)
  • 赤矢印→(熱帯低気圧・台風)
  • 水色○は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質

 

出典元:JCWC 

※画像内の数字の見方

画像中央下の「12/06Z.70KTS」→ 6月12日の06時(UTC,世界標準時)

UTC(世界標準時)を日本時間にするには、9時間プラスすれば良いので、12/06Zは6月12日午後3時(15:00)の予報円と見る事ができます!

通常は6時間おきに情報が発表されます。

JTWCの赤い円は予報円ではありません。JTWCでは「風速18m/s以上になる可能性がある」範囲を示しています。JTWCは「この台風はここを通ります!」と確実な進路と最大風速を発表しています

【JTWCの図の見方】

  • 黒い丸●:台風の現在位置
  • ピンク色の:今後の進路が予想されてる台風の中心点
  • 赤い点線の範囲:「これから風速18m/s以上になる可能性がある」

KTSはノットを表しています。

・1KTS(ノット) = 0.5144m/s(秒速)
・1KTS(ノット) = 1.852km/h(時速)

 

米軍(JTWC)の台風進路予想を読み解いてみた!
2023年6月7日午前6時の予想は、

  • 今後は北西から北東寄りへ進路を変えるとみていること
  • 6月11日から12日にかけ沖縄県の大東島地方が強風になる可能性がある
  • 中心付近の風の強さの予測
    ・6/8午前3時:28m
    ・6/8午後3時:33m
    ・6/9午前3時:39m
    ・6/9午後3時:44m
    ・6/10午後3時:44m
    ・6/11午後3時:41m
    ・6/12午後3時:36m

ということがわかります。

 


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台風3号(グチョル)の気象庁の最新情報

▼台風3号気象庁の予想経路図(2023年6月7日18時点)

出典元:気象庁

【天気図の見方】

  • 赤い印:25/s以上の暴風域
  • 黄色い印:15/s以上の強風域
  • 赤で囲った範囲:暴風警戒域
  • 白点線枠:予報円(台風の中心が入る確率70%)

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台風3号(グチョル)のWindyの最新進路予想

Windyの観測情報も見ていきましょう。

windyはチェコの気象機関会社です。風だけでなく雨や気温、波などの情報も見ることができ、パイロットや政府機関にもよく利用されているサイトで、風の動きを視覚的に捉えられるので専門家でなくても見ているだけで面白いですよ。
※画面は拡大縮小できます。時間も画面左下の▶をタップで進めていくことができますので、見やすい状態にして見てください(^^)

スクロールすると好きな場所を確認することができます。更に、右上の「風」をタップ→風速をタップすると、台風の現在地や風の流れが視覚的に捉えられます。

横軸のkt(ノット)とは風速を表しています。
・1KT(ノット) = 0.5144m/s(秒速)
・1KT(ノット) = 1.852km/h(時速)
色が濃くなるにつれ風速も強いという事が分かります

台風3号6月7日 18時45分発表時の状況

位置 フィリピンの東
北緯15.2東経133.5
気圧 994 hPa
速度 毎時10キロ 進行方向 西北西
最大風速 中心付近 23 m/s 最大瞬間風速 35 m/s
強風域
(15m/s以上)
中心から440 km 暴風域
(25m/s以上)

今後の予報も注意して観察していきましょう。


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台風3号(グチョル)のヨーロッパ進路予想

▼2023年6月11日(日)6時の予想です。

出典:ECMWF

  • ECMWFは、スーパーコンピューターによる気象予報システムで、10日間の長期予報が可能です。
  • 世界ナンバー1の数値予測精度と言われており信頼できる気象予報機関です。

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台風3号(グチョル)の勢力(風や雨の強さ)はどれくらい?

台風3号(グチョル)の勢力(風や雨の強さ)はどれくらい?

6月8日午前0時現在、台風3号(グチョル)はフィリピンの東の海上を時速10kmで西に進んでいます。

中心の気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートルで、最大瞬間風速は35メートルす。

今後はゆっくりと北上し徐々に勢力を強めて、暴風域を伴い強い勢力に発達する見通しです。気象庁の台風予報では5日先の6月12日(月)には中心気圧が950hPa、最大風速が40m/sの強い台風になることが予想されています。

”梅雨前線”が北上し 8日~9日にかけ『西日本で大雨に警戒』

台風3号が北上してくると、台風2号のように、梅雨前線へ熱帯由来の暖かく湿った空気を送り込み、梅雨前線を活発化させるおそれがあります。

前線は8日から9日にかけて西日本から東日本に停滞する見込みです。

8日(木)

  • 九州や四国地方を中心に雷を伴って激しい雨の予報
  • 8日正午~9日正午の24時間で九州南部で最大300ミリ
  • 四国は太平洋側で最大200ミリの雨予報
  • 近畿の中部・南部で24時間で最大200ミリの雨が降ると予想

9日(金)

九州から関東地方にかけて活発な雨雲

9日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
九州南部、四国地方、近畿地方、東海地方、関東甲信地方
100から200ミリ
九州北部地方 50から100ミリ
の見込みです。

 

警報の出る可能性

  • 九州南部:「髙」
  • 九州北部・近畿地方(大阪・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)、東海地方、関東甲信越地方:「中」
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台風3号の日本各地の上陸時期の予報を見ていきましょう。

沖縄

現段階では、上陸のはっきりとした予報は出ていませんが、11日頃から12日頃にかけて沖縄地方に接近するおそれがあります。

台風の影響で、沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴い、11日頃から次第にしける見込みです。台風の進路等によっては、大東島地方では12日頃から大しけや暴風となるおそれがあります。

関東

現段階では台風3号は本州・関東への上陸の可能性はありません。

台風3号が本州に最も近づくのが13日(火)の19時頃。

関東地方の沿岸に近づき、梅雨前線と一体化しつつ、東海や関東を中心に大雨をもたらす予想もありますので、今後も台風と梅雨前線の情報に十分ご注意ください。

台風3号(グチョル)2023の最新進路予想まとめ

「台風3号2023の最新進路予想!米軍ヨーロッパ・気象庁の情報と関東や各地の上陸時期はいつ?」と題し御紹介しました。

台風3号は今後発達しながら北上し、暴風域をともなう見込みです。

大きな被害をもたらした台風2号のように梅雨前線を刺激し、大雨をもたらす予報も出ています。今後の情報に十分ご注意ください。

台風は非常に強い風雨により物的・人的な被害を及ぼす可能性があります。
まだ接近まで時間があるからと油断せず、十分に気をつけた行動を心がけてください。

海や河川の近くに出かけて様子を見るといった行為は大変危険です。
不要不急の外出は避け、雨戸を閉めたり、養生テープを使ったガラスの補強で身を守るようにしましょう。

雨が続く時は、

  • 土砂崩れ
  • 河川の氾濫
  • 高潮や高波
  • 地盤の緩み
  • 強風や雷による停電
    といった、二次災害にも備えておくようにしましょう。
  • 事前の把握
  • 周囲への周囲への呼びかけ
  • 万が一の備え

が命を左右することに繋がります!

水道や電気、ガスなどのライフラインが絶たれることに備え、防災グッズはしっかり点検・準備しておきましょう。

こちらの記事ががあなたの命を守るための情報として参考になってくれれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

どうぞ安全にお過ごしください。


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