首里城の火事の原因は？被害状況とネットの反応まとめ

2019/10/31 2019/11/03

10月の終わりに衝撃のニュースが入ってきました。

沖縄のシンボルであり世界遺産にも登録されている『首里城』で火事が起こり、正殿と北殿が全焼してしまったのです。

2019年10月31日の未明（午前2時頃）、沖縄県那覇市の首里城正殿で火災が発生し、延焼。正殿や北殿はほぼ全焼し、建物の一部が崩落する。南殿などにも延焼して被害が出ているとのこと。

今のところ怪我人の情報はありません。

首里城といえば二千円札の絵柄にも描かれるほど歴史的・文化的にも非常に価値が高い沖縄の象徴です。

県民の誇りでもある首里城が火事で焼け落ちてしまうなど、地元の人や沖縄を好きな人にとっては相当ショッキングな出来事だと思います。

この記事では火災発生の原因や被害状況についてまとめていきます。

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1 首里城で火災発生
2 首里城火災の被害状況は？
3 首里城火災の原因は？
4 「焚火をしている中学生」の目撃談
5 【追記】火災発生の1時間前まで機材設営作業が行われていた
6 ニュースへの反応
7 首里城再建の可能性は？
- 7.1 【2019年10月31日午前11時45分追記】

首里城で火災発生

2019年10月31日未明、沖縄県那覇市の首里城正殿が燃えていると消防への通報がありました。

火は建物全体へ燃え広がっており、同日午前7時現在も鎮火していません。

画像出典:NIKKEI

火の粉も舞っており、近隣の建物への飛び火の恐れがあることから周辺住民には避難が呼び掛けられているとのことです。

火災元は正殿と見られ、普段火の気のない正殿で「なぜ火事が？」と不審火の可能性が高まっています。

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首里城火災の被害状況は？

火災は31日未明から11時間にわたって続き、決死の消防活動により鎮火しました。

首里城の主要な建物はほぼ全焼しており、被害は甚大です。

消失した建物は以下

正殿
北殿
南殿・番所
書院・鎖之間（さすのま）
奉神門（ほうしんもん）
黄金御殿（くがにうどぅん）
二階御殿（にーけーうどぅん）

首里城火災の原因は？

火災の原因について、現在までの情報では

正殿が火元と見られる
普段は火の気がない場所

との事から放火や配線のショート、タバコ等の不始末ではないかと考えられています。

イベント準備のためケーブルの配線作業が行われていたとの情報もあり、火元の調査結果が待たれます。

また火災発生の時間帯や、人の出入りのないタイミングでの出火であることから事件性が疑われています。

「焚火をしている中学生」の目撃談

近隣住民の方へのインタビューによると、

「（首里城の裏の公園で）焚き火をしている中学生くらいの人がいた」

とコメントがあり、焚き火が原因では無いかと噂になりました。

沖縄県は日本有数の観光スポットですから、修学旅行などで訪れる学生も多いですし、国内外からは一般の旅行客が多く訪れます。

旅先ではしゃいでしまった人による心無い犯行なのかと考える気持ちは分かりますが、深夜に焚き火が行う人が実際にいるのか疑問が残ります。

焚き火が行われていたとして、なぜそこで？なぜそんな時間に？と謎が深まるばかりです。

近隣住民の方の見間違いや勘違いという可能性もありますので、詳細情報を待ちたいと思います。

【追記】火災発生の1時間前まで機材設営作業が行われていた

消防の発表によると、「首里城祭」の準備のため、31日の午前1時過ぎ頃までイベント会社が
「正殿」の前の「御庭（うなー）」と呼ばれるスペースで、照明などの機材を設営していたことが分かりました。

火災発生1時間前の午前1時半までにはスタッフは作業を終えて現場から撤収。
スタッフの撤収後、正殿は施錠されていました。

それからおよそ１時間後の午前２時34分、正殿内のセンサーが異常を検知。
警備員が駆けつけたところ、すでに正殿の中には煙が充満していたとのことです。

照明設備や配線のショートの原因だった可能性が高まっています。

ニュースへの反応

首里城が燃えてる…悲しい
火災の様子をLIVEで見てるけど全焼ですよ、この勢いは。
首里城が崩れ落ちてる映像見て泣けてきた
来年の修学旅行で行く予定だったのに…！
消防隊の皆さんお気をつけて
漏電なのか、放火なのか
時間帯的に放火の可能性が高いのでは？
放火だったら犯人は捕まるのだろうか？

すごくキレイなお城だったのに…
残念でしかたない…#首里城 pic.twitter.com/EAxvkTUmp3

— SAGANTOSU ミヌさん早く帰ってきて！ (@Keitok310Kimkim) October 30, 2019

#首里城
ちょ！先週修学旅行で見たばっかりなのに燃えたの！？ pic.twitter.com/BD18PwEwbi

— yuma2002 (@yuma20026) October 30, 2019

沖縄県の象徴（シンボル）が燃えているとい事実に、衝撃を受ける声とともに「放火ではないか？」との声も多く出ています。

沖縄で生まれ育ったくせに、首里城は数回しか行ったことがないんです。
実家から近いし、帰ったらいつでも見られるからいっかーと足をあまり運ぶことのなかった首里城
朱を基調とした美しい建造物。
悲しすぎる

これは数年前に帰ったときに撮った首里城正殿
青空に朱が映える pic.twitter.com/NUn3HxlaC3

— ハマー (@hama193019) October 30, 2019

「いつでも見られる」と思っていたものがある日突然失われてしまう。

想いの伝わるツイートが非常に胸に染みました。

9月に行ったときの首里城。まさか無くなっちまうとはね pic.twitter.com/lhI5Tqj39b

— きわい (@Iwaki_housou) October 30, 2019

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首里城再建の可能性は？

今回の火災で建物の大部分が燃え、一部崩れ落ちるなどの被害が出ている首里城ですが、再建の可能性はあるのでしょうか？

実は現在建てられている首里城は戦後に再建されたもの。
第二次世界大戦によって跡形もなくなった首里城を、当時の資料を細かく調べて復元し、1992年に完成したものです。

地震で被害を受けた熊本城など、文化財として国の史跡に指定された建物は再建される傾向にありますから、
今回の首里城に関しても再興のために復元される可能性は高いでしょう。

復元方法についてはこのような意見も。

首里城の火災、驚いた。首里城の建物自体は近年の復元であるとのこと。
しかし、ノートルダム大聖堂の火災の際にアサシンクリードのゲームデータが役立つかもしれないという話があったように、全国の歴史的建造物も3Dデータ化しておく必要があるんじゃないか。 pic.twitter.com/Do6bIbmWhd

— 尚海 (@TN23_Kehaya) October 30, 2019

ドローンや計測技術が格段に上がった今だからこそ、3Dデータが有効活用できそうです。