農家直伝さつまいもを長持ちさせる保存方法やコツまとめ!温度(常温・冷蔵・冷凍)別の保存期間も

   

実りの秋。さつまいもが旬を迎える季節となりましたね。こちらの記事では、さつまいもを長持ちさせおいしく保存する方法&保存期間を紹介します。

農家直伝さつまいもを長持ちさせる保存方法やコツまとめ!温度(常温・冷蔵・冷凍)別の保存期間も

温度(常温・冷蔵・冷凍)別の保存方法や保存期間を詳しくご紹介していきますので、是非記事の内容を参考に実践してみてくださいね。

ありがたいことに、我が家はこの時期になると知り合いの農家さんからさつまいもを戴くことが多いんです。そこで保存方法をしっかり伝授していただきました。おかげで、いただいたさつまいもを毎年上手に保存し最後まで美味しくいただくことができています。

そこで今回は、「農家直伝さつまいもを長持ちさせる保存方法やコツまとめ!温度(常温・冷蔵・冷凍)別の保存期間も」と題し私が教えていただき実践しているさつまいもの保存方法を、記事にしてご紹介してまいります。

▼こちらの記事で分かること

  • さつまいもの基本の保存方法は「洗わず土付」
  • 【常温】の場合と【冷蔵庫】の場合のさつまいもの保存方法
  • 【冷凍】でさつまいもを保存する方法

 


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さつまいもの長期保存方法は「洗わず土付」

農家直伝さつまいもを長持ちさせる保存方法やコツまとめ!温度(常温・冷蔵・冷凍)別の保存期間も

さつまいもの保存のコツは「水分に触れないようにすること」「温度が低めのところ(冷暗所)で保存すること」です。

土がついているとつい洗いたくなってしまいますが、さつまいもは水分に弱く、水分が付いている所から傷んでいってしまいまうので、土は洗い落とさずそのまま乾燥させてから保存しましょう。

土がついていると外気からさつまいもが守られるんです。芋が服を着ているようなイメージですね。

保存場所は温度変化が少なく、日が当たらない風通しの良いキッチンや玄関などで保存すると、長期保存も可能となるんです。

  • 理想的な保存温度:13~15℃
  • 理想的な湿度:80%~90%

 

長期保存するなら土付きのまま常温保存が望ましいですが、スーパーで販売されているさつまいもは水洗いがされているものがほとんどですよね。水洗い済みのさつまいもや、使いかけのさつまいもは【冷蔵】保存・【冷凍】保存がおすすめです。

★【冷蔵】での保存方法についてはコチラ (←クリックで該当記事までジャンプします)

★【冷凍】での保存方法についてはコチラ(←クリックで該当記事までジャンプします)


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さつまいもの保存方法【常温】

さつまいもの保存方法 常温 もみ殻

土がついたままの洗っていないさつまいもと、水洗いしてあるさつまいもとでは、保存方法が異なります。常温保存できるのは、「土がついたままの洗っていないさつまいも」です。

さつまいもは

  • 水分に弱く水分が付いている所から傷んでいってしまいまう
  • 18℃を超えてしまうと発芽しやすくなる
  • 10℃以下になるとカビが生えやすくなる
  • 乾燥してしまうと腐りやすくなる

 

という特徴があります。

秋から冬はさつまいもを常温で保存しやすい環境が整っていると言えますが、より長期保存するためにはコツがあるんですよ。

段ボールと籾殻(もみがら)で保存

農家直伝さつまいもを長持ちさせる保存方法やコツまとめ!温度(常温・冷蔵・冷凍)別の保存期間も

農家の方が昔から行っている籾殻(もみがら)を使用した伝統的保存方法です。もみ殻は 籾の内身である玄米を保護する役割があります。腐りにくく断熱保温効果が高く、発芽抑制物質が含まれているのが特徴なんです。

籾殻(もみがら)を使ったさつまいもの保存期間:約3ヶ月
(保存環境温度13~15℃、湿度80%~90%)

  1. 収穫したサツマイモを土のついたまま、軒下などで新聞紙の上に並べて3~4日乾燥させます。乾燥後土が多すぎる場合は少し土をはらう
  2. 段ボールや穴の空いた通気性の良い発泡スチロール・木製の箱等おおきな箱にもみ殻を入れてさつまいもを入れます。
    ※さつまいもを入れる時には新聞紙で包む必要はありません。
  3. 冷暗所(※1)で保存する
    (※1)涼しく風通しの良い場所なおかつ日の当たらない場所

※籾殻(もみがら)はおがくずでも代用できます。

 

籾殻(もみがら)は近くに農家がある場合農家の方にお願いをすると販売してくれる事もありますよ。ホームセンターや農産物販売所、インターネット等で購入する事ができます。この方法でニンニク・長いも・山芋等の保存もバッチリなんですよ。

発泡スチロールと新聞紙で保存

もみ殻を手に入れるまでの間、もしくはもみ殻が手に入りにくいという方には新聞紙を利用した保存方法がおすすめです。

新聞紙と発泡スチロール(段ボール)を利用した保存期間の目安:約1ヶ月(保存環境温度13~15℃、湿度80%~90%)

  1. 収穫したサツマイモを土のついたまま、軒下などで新聞紙の上に並べて3~4日乾燥させます。乾燥後土が多すぎる場合は少し土をはらう
  2. さつまいもを新聞紙で1つ1つふんわりと包みます。
  3. 1つ1つ包んださつまいもを発泡スチロールや紙袋・段ボール箱等の空気が通りやすい袋や箱に入れて冷暗所で保存する。
    (発泡スチロールのばあいフタに1㎝径の空気穴を数か所開けておきます)

 

※コツ
さつまいも自身が呼吸をしていますので、妨げないようふんわりと包むのがコツ!息ができないくらいしっかりと包んでしまったり、空気が循環しない密封した場所で保存をするとさつまいもが腐ってしまいますよ。

ポイント掘り出したばかり(収穫したて)のさつま芋も、この方法で追熟させることで甘く美味しくなるよ!さつまいもに含まれるデンプンが糖分に変わり、甘みが増すまでには時間が必要なんです。1~2週間程度保存して追熟させるとよりおいしいお芋へと変身します。

冬の保存は常温がおすすめ

さつまいもは元々中南米原産の作物のため冷気に弱く、冷蔵庫に入れると早く傷んでしまいます。しかも18度を超えてしまうと、発芽しやすく傷みやすくなってしまいます。

保存の適温は13〜15℃、湿度は80〜90%ですので、秋から冬にかけての保存は常温がピッタリなんです。

土付きのさつまいもは保存の一工夫で長期保存ができ、さらに追熟によって甘さが増していくので一石二鳥です。腐らせることなく、さつまいもの甘さの変化も楽しみたいですね。

洗ってあるさつまいもの場合は水に触れているため常温保存には向きません。また家の中に冷暗所がない場合は次に紹介する冷蔵か冷凍で保存する方法をお試しください。


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さつまいもの保存方法【冷蔵】

さつまいもの保存方法 【冷蔵】

▼冷蔵での保存期間の目安

  • 土付まるごとさつまいもの冷蔵保存期間目安:2か月程
  • 洗ってしまったさつまいもの冷蔵保存期間目安:2週間~3週間程
  • カットして冷蔵保存期間目安:1週間程度

洗ってしまったさつまいもは、常温で保存してしまうと傷みやすいため、なるべく冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。

  1. 丸ごとのさつまいもを1本ずつ新聞紙でかるく包む(新聞紙を巻くことで冷気から守られる)
  2. ビニール袋やジップロックなどに入れて口を軽く閉じる
  3. 冷蔵庫の野菜室で保存する

 

切ったさつまいもの保存にも冷蔵庫での保存が可能です。

  • 完全にさつまいもがかぶる量の水を入れて冷蔵庫で保存する
    (毎日水を交換するなら2、3日程度保存可能)
  • しっかりとラップで包み野菜室で保存する

二つの保存方法がありますが、どちらもなるべく早く使い切るのがおすすめです。

さつまいもを9℃以下の環境で生で保存すると、食材の品質を劣化させる低温障害を起こしてしまい、黒く変色して苦味が強くなるため温度管理には注意してくださいね。

夏の保存は冷蔵がおすすめ

夏は土付のさつま芋も、常温保存が難しくなります。

さつまいもは水分がとっても苦手で、日本の夏の定番「湿気」が保存の大敵なんです。さらに18℃を超えてしまうと発芽しやすくもなるので、夏は常温保存が難しいんです。

高温多湿の日本の夏では、さつまいもは冷蔵庫での保管が適しています。冷蔵庫は、野菜室で保存するように気を付けましょうね。


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さつまいもの保存方法【冷凍】

さつまいもの保存方法【冷凍】

冷凍したさつまいもの保存期間目安:2週間~1ヶ月

さつまいもは常温保存が基本です。冷凍保存すると細胞が壊れ、味・風味・食べた時の感触が変わりさつまいもの美味しさを無くしてしまいます。

「冷凍」はおすすめの保存方法ではないのですが、コツを押さえれば、冷凍保存も上手にできますよ。

さつまいもの冷凍保存もいくつかの方法があります。使いやすい手順を選んでご活用ください。

長持ちさせたいときや、あらかじめ下ごしらえをした状態で保存したいときは冷凍保存がおすすめです。

カットして保存する方法(生のまま冷凍)

  1. さつまいもを洗って、スティック状やいちょう切り、輪切りなど用途に合わせた切り方にし、アク抜きのために10分ほど水にさらします
  2. 水気をよくふき取り、カットしたさつまいももが重ならないようにフリーザーバッグに入れます。
  3. 空気をしっかり抜いてから、冷凍するようにしましょう。

 

使う時は、凍ったまま調理することで変色しにくくなります。

切り方別 冷凍(生)さつまいも料理・調理方法

切り方別冷凍さつまいもの調理方法・食べ方
【輪切り】の冷凍さつまいもレシピ ・凍ったまま8分ほど煮る(煮物)
・衣をつけて天ぷらに(天ぷら)
【いちょう切り】冷凍さつまいもレシピ ・お米2合に対しさつまいも200gを通常モードで炊飯(さつまいもご飯)
・鍋に入れて5分ほどで火が通る(味噌汁)
【スティック】冷凍さつまいもレシピ ・凍ったまま油で揚げる(芋けんぴ・大学芋)

 

加熱して冷凍保存する方法

さつまいもを生のまま冷凍保存をしてしまうと、さつまいもの細胞が壊れ、味・風味・食べた時の感触が変わってしまいます。

冷凍庫で保存する場合はさつまいもを加熱してから保存する方法がおすすめです。

  1. 生の保存と同じように、洗ったさつまいもを輪切り、もしくは角切りにして10分ほど水にさらしてアク抜きをしたら、鍋でゆでるか、電子レンジにかけて加熱します。


2.マッシュにして冷凍保存(加熱後) 2.形を残したまま冷凍保存(加熱後)
加熱してやわらかくしたさつまいもを潰し、フリーザーバッグに平らに入れて空気を抜いて冷凍します。フリーザーバッグの上から、包丁の背や箸などで格子状に筋を入れておけば、凍ったさつまいもは使いたい分だけ折って使えますよ。
(おすすめレシピ:ポタージュスープ・スイートポテト)
やわらかくなったら水気をよく拭き取って、密閉できる容器やフリーザーバッグに入れて空気を抜いて冷凍します。使う調理によっては、やや固めにゆでるとよいでしょう。
(おすすめレシピ:煮物・汁物

 

焼き芋にして冷凍保存にする方法もおすすめです。

焼き芋にする場合は、電子レンジを使うと簡単に作れます。
【レンジを使った焼き芋レシピ】

  1. さつまいもを濡らしたキッチンペーパーで包み、さらにラップで包みます。
  2. 電子レンジで500Wか600Wで1分半、さらに解凍ボタンもしくは200Wで15分程度加熱しましょう。
  3. キッチンペーパーを外し、粗熱が取れたらラップで包んで冷凍庫で保存します。
  4. 解凍は、自然解凍や電子レンジで加熱する方法があります。冷凍のまま食べてもアイスの様においしくいただけます。

解凍方法

冷凍した加熱済のさつまいもは基本的には室温、もしくは冷蔵庫に移して自然解凍します。

時間がないときは電子レンジで様子を見ながら解凍してください。

ジップロックなど、フリーザーバッグをしばらく常温の水に漬けておくと解凍時間が短縮できます。


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さつまいもの保存方法&保存期間まとめ

「農家直伝さつまいもを長持ちさせる保存方法やコツまとめ!温度(常温・冷蔵・冷凍)別の保存期間も」と題しまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。

▼さつまいもの保存方法による保存期間の目安

常温保存(土付きの場合) 3ヶ月程度
まるごと冷蔵保存(土付きの場合) 1ヶ月程度
まるごと冷蔵保存(洗ったもの) 2週間~3週間程
カットして冷蔵保存 1週間程度
生のまま冷凍保存 1カ月程度
加熱して冷凍保存 1カ月程度

保存方法によって保存期間も異なります。

農家の方が伝統的に行っている籾殻を使った常温での保存方法ですと3ヶ月程の長期保存も可能となりますし、加熱してから冷凍保存すると冷凍したまま調理することも可能となり調理時間の短縮にもつながります。

自分に合った方法を試してみてくださいね。

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