クレジットカード情報が漏洩&不正利用された時の対応方法と補償は?

   

「あなたのクレジットカードが不正利用されています」

こんな電話がある日突然掛かってきたらどうしますか?

2019年10月15日に株式会社JIMOSが手掛ける複数の通販サイト(マキアレイベル・Coyori・代謝生活CLUB・酒蔵.com)でクレジットカード情報が不正アクセスにより漏洩したという事が公表されましたが、実は何を隠そう、筆者も今回その被害者になってしまいました。

しかも発覚したのはJISMOからのダイレクトメールからではなく「クレジットカードが不正利用されています」というカード会社からの電話によってでした。

そこで今回は、クレジットカード情報の漏洩から不正利用発覚、その後の対応までどのように対応してきたかをご紹介していきたいと思います。


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クレジットカード情報漏洩の連絡が届く

それはある日突然かかってきます。

「○月×日に、K県でお買い物をされましたか?」

K県は住んでいる場所から非常に離れているため、まず買い物をするはずがない場所です。

「△△というショッピングサイトで数十万円のお買い物をされましたか?」

使ったこともないネットショップの名前で、一度の買い物でとてつもない金額の買い物がされた…?

 

こんな電話が、筆者の利用していた三井住友カードのサポートの佐藤さん(仮名)から掛かってきました。

カードの不正利用があるまで知らなかったのですが、三井住友カードには、不正使用検知システムでカードの取引状況を24時間モニタリングしていて、怪しい取引が発生すると「取引を保留」することで決済されることを防ぐ仕組みがあるんですね。

そして不正使用検知システムから怪しいと判断された場合、カード会社から「取引情報の確認」のためこのように連絡が入るんですね。

身に覚えのない買い物だったのでカード利用について否定するとカードが不正利用されている恐れがありますので、ただちに現在のカードを停止します」とのこと。

いきなりの出来事だったので軽くパニックになりましたが、電話でのサポートを受けながら以下のような対応を行っていきました。

まず行うべきこと

カードの不正利用について連絡を受けた筆者。

その後、どのような対応を取ったのかご紹介します。

冷静になる

何が起きているのか、もしかしたらとんでもない金額を請求されてしまうんじゃないかと不安になってしまいますが、まずは落ち着いて対処する必要があると気を取り直し、冷静になることを努めました。

誰に連絡を取るにしてもパニックになっている状態では情報を正確に伝えることが出来ません。

またパニック状態になっているタイミングで詐欺グループから連絡が入ったら…さらなる詐欺被害の可能性もあります。

何はともあれ、まずは冷静に対処を進めるよう心を落ち着けましょう。


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状況を把握する

カードが不正利用されてしまったら?
まずはその被害状況を確認しましょう。

  1. 被害はいつからか?
  2. 被害金額はどれくらいか?
  3. 不正利用されたカードは何種類か?
  4. 情報流出の経路はどこか?(←これがとても重要)

これらの情報について冷静に1つ1つ確認していきます。

漏洩先はどこか?

今回筆者の場合は

  • あるネットショップで買い物をした1週間後に不正利用された
  • 4万円くらいが利用された(正確にはクレジット会社側で決済を保留状態にしてくれていた)
  • 不正利用されたカードは1社(電話連絡をしてきたのは三井住友カードのみ)
  • 流出先は最近使ったばかりのネットショップが怪しい…

と情報を整理し、そのネットショップからカード情報が流出しているとアタリをつけました。

  • Amazonのマーケットプレイス経由での買い物(中華系の詐欺運営者にカード情報が流出する危険がある)
  • ネットショップ(ECサイト)なのにSSL通信を使っていないサイト
  • リアルの店舗でも怪しいお店(ぼったくりバーや怪しい雰囲気の店員がいるお店でカードがスキミングされる恐れがある)

こういったところからカード情報は流出しがちです。

とにかく「なんだか怪しいな?大丈夫かな?」と気になったら迂闊なカード支払いは避けたほうが良いでしょう。

しかし、どれだけ注意していても情報の漏洩を完璧に防ぐことは困難です。

それでは次にカード情報が流出し、不正利用されてしまった場合の対応方法をご紹介します。

対応方法を確認する

クレジットカード会社からの連絡によって不正利用によって気づいた場合は、その場で

  • カードの利用停止
  • カードの差し替え(交換)

を手配できます。カードの差し替えによってカード番号が変わるので、今後の不正利用を防ぐことができるので安心です。

テレビのニュースやネットショップからのダイレクトメールによってクレジットカード情報の流出に気づいた場合も、カード会社へ連絡することでカードの差し替えに対応してもらえることがありますので、もし不安な場合は連絡してみるのも良いでしょう。

損失の補償をチェック

カード会社によっては不正利用に対して補償を設定しています。

補償対象となるケースはカード会社ごとに様々な取り決めがありますが、本人ではない第3者によって不正に利用されたものと認められた場合にのみ補償が適用されることが多いです。(カードの紛失・盗難のケースでは最寄りの警察署への届出が必要)

そのため基本的には不正なカード利用についてはカード会社の補償が適用されて、あなたの負担金は”ゼロ”になります。

悪い人にお金を盗まれた!と思いきやカード会社によってしっかり全額補償されるわけですから、実はクレジットカードってとても安心な決済方法なんですね。

最終的にどうなったか?

今回のJISMO経由のカード情報流出事故ですが、幸い筆者が受けた被害は"ゼロ"で済みました。

それもこれも、カード会社の迅速な「不正利用の検知」と「損害補償」「サポート」のおかげだったと思います。

最初の連絡が無かったら不正利用に気づいたのは最悪1か月以上も遅れていた可能性が…

クレジットカードを作成する際は、ポイント還元だけに気を取られるのではなく、不正対策のしっかりしたカード会社を選択することが大切だなと感じました。

まとめ

これからますますネットショッピングの利用が増える時代がやってきますので、ECサイトも不正アクセス対策にはしっかりして欲しいところですが、どんな世界にでも常に悪いことを考えている人はいます。

いつ自分がその被害になるか分からない時代だからこそ、正しい知識を備えておくことで被害を最小限(もっと言えばゼロ!)にすることも出来るわけです。

今回の記事が少しでも参考になったら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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